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活動履歴 –2007年度

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2007年度

4/1-3/31:筑波大ポスドク.

論文・学会・研究発表会
  • 03.03: 2007年度 陸域環境研究センター年次研究報告会
  • 02.23: 平成19年度砂防学会ワークショップ(若手助成)
      「林床の裸地化した森林流域内における土壌侵食の空間分布特性の実態把握」
  • 12.10 – 15: 2007 AGU Fall Meeting
  • 11.10: 地形学連合秋季大会
  • 07.24 – 28: 水文・水資源学会
  • 07.16: 論文(3本目)受理
  • 06.07: セミナー@森林総研
  • 05.20: 日本地球惑星科学連合2007年大会
  • 04.14 – 20: 2007 EGU General Assembly
  • 04.02 – 04: 第118回日本森林学会
観測・実験・調査
その他

論文・学会・研究発表会

2008.02.23: 平成19年度砂防学会ワークショップ(若手助成)主催

タイトル「林床の裸地化した森林流域内における土壌侵食の空間分布特性の実態把握」.詳細はコチラ(自Web内)とコチラ(砂防学会Web).

砂防学会からの助成を受けてワークショップを主催.緊張したが良い会にできたと思う.参加者は全部で23名.森林総研のMiuraさんの話を聞けたのが特によかった.

雑記より抜粋
  • 自分で主催しておきながら少しポイントのずれた話をしてしまった気がする.降雨実験の話をすべきだったな.質問でもあったが,実験的な議論で終わるのではなく,現場のヒノキ現状を踏まえた上でのエネルギー評価が必要だな.
  • 事前に「こういうコンセプトでやろう」とはっきりさせていたのが浸透していて良かった.3部構成にしてみたが,自分の想定していた以上にハマっていたのが嬉しい誤算.偶然にもミクロスケールからマクロスケールへとスケールアップされていくような構成になってた.
  • 総合討論で課題抽出を目指したが,WS内でまとめ上げることが出来なかった.討論でゴールに誘導できるような,発表用資料を事前の準備しておいた方が良かったな.自分のことでいっぱいいっぱいになってしまった.
  • いろんな人に支えられて研究が成り立っているのだなあとしみじみ実感.多くの感謝ができたことが嬉しい.

2007.12.10 – 15 2007 AGU Fall Meeting

サンフランシスコ.ポスター発表 "Influence of canopy thickness on throughfall amount and kinetic energy under different canopy saturation conditions: an indoor experiment with a Japanese cypress (Chamaecyparis obtusa) stand"

発表以外にも色んな目的があって,充実した6日間だった.休養を取れなかったのが残念で仕方ない.

  • 目的1: 雨滴計のロガー改良をしてもらう
  • 目的2: Prof. Giambelluca と会い,雨滴観測 in ハワイ の相談をする
  • 目的3: GRL論文Editor の Prof. Kumar と会い,GRL に論文のresubmit を伝える
  • 目的4: 学会発表
雑記より抜粋
  • 細かい観測系の発表でAGUでのウケが良くないことを想定していたが(一昨年を鑑みるに...),あまり暇な時間が無いくらい多くの人が見に来てくれた.AGU に対する印象が良い方向に.Mizugaki(splash)・Nanko(raindrop)・Hiraoka(infiltration)の連続した3枚のポスターでがっつり成果を発表しあえたのも良かった.説明した人数は10人を超え,嬉しい誤算.持参した論文別刷り(15部)・ポスター縮小版・名刺もほとんど無くなった.わーい.
  • これまでの発表では,降雨装置や雨滴計のシステム説明に興味を持っていかれて研究成果を伝えることが出来ないことが多かった.今回は成果自体にも興味を惹くことができ,ポスターの終わりまで説明することが出来た.樹冠内での雨滴再遮断の考察を評価してもらえたのはすごく嬉しい.
  • 何人かの人とお互いに論文を交換しあおうという約束も出来た.何か質問来るといいな,論文の引用が増えるといいな,何かコンタクトがあるといいな.研究はやはり楽しい! 成果を出すことが楽しい! 世界中の人と学会や論文で繋がり合える.

2007.11.10 地形学連合秋季大会

筑波大にて.ポスター発表「ヒノキ単木樹冠下における表面流発生の空間不均一性」

雑記より抜粋
  • 表面流・浸透能のデータを組み込んだので地形関係の人たちにウケが良くなった.数名ではあったが詳しく研究内容を説明できて楽しかった.

2007.07.24 – 28 水文・水資源学会

名古屋大にて.学会+若手勉強会+国際シンポジウムのトリプルコンボ.自分の現在の分野と異なる先生と交流を持つことができ,11月の沖縄観測への布石となった.色々と顔を出してみて人脈が広がり,次なる新たな研究への足がかり・ネットワークができた.積極的姿勢を持っていると得られるものが多いようで.学会後は,その後そのまま三重調査へ.

  • 口頭発表「雨滴衝撃エネルギー測定に基づくヒノキ樹冠下の表面流発生についての空間分布把握」
  • 若手勉強会で講演「林内雨滴の形成メカニズムに関する研究 ~林内雨滴の測定から見えてくること~」
  • 国際シンポジウム "Influence of canopy structures on generating throughfall erosivity: an experimental approach"
雑記より抜粋
  • 若手勉強会.内容を詰め込みすぎてポイントを絞れない発表になってしまったかな.思い返せば,発表が少し堅苦しかった.勉強会なんだし,力を抜いて聞いてもらえるようなつくりにしてもよかったかも.
  • 学会口頭発表.大きなスクリーンへのスライド投影・ステージ上での発表が気持ちよかった.林内雨滴に関して突っ走っただけあって,質問が出にくい空気を作ってしまい,あまり心にくる質問が出なかったのは残念.また来年,発表したい.
  • 国際シンポジウム.Ian Calder に再開(4年ぶり2回目).私のことを覚えていてくれたのに感動.新たな林内雨滴研究の話を披露できて興奮.
  • ハイドロカップに参戦.山梨大チームにジョイントさせてもらい準優勝をかっさらった.前方で好き勝手やらせてもらった.山梨大の皆様,ありがとうございます.いやー,すげー楽しかった.
  • レーザー雨滴計へ興味を持ってもらえるのは嬉しい.あらためてよい武器を授かったなあと思う.雨滴で突っ走れるところまでは突っ走ってみよう.積極的に『雨滴の南光』を売り込みましょう.

2007.07.16 論文(3本目)受理

K. Nanko, S. Mizugaki, Y. Onda., Estimation of soil splash detachment rates on the forest floor of an unmanaged Japanese cypress plantation based on field measurements of throughfall drop sizes and velocities. CATENA [ONLINE] →業績リスト

Major Revision により新たな解析を加え,イントロ・マテメソ・考察に大幅加筆が加わったために再投稿までに時間がかかった.内容が現象把握にメインが置かれている.この論文の結果をそのまま使って何かに応用できる,というよりは次なる解析・論文のためステップ,という意味合いが強いかも.多くの論文を引用できたし,そこそこ書いていて楽しかった.

2007.06.07: セミナー@森林総研

森林総研にてセミナー発表.タイトル「樹冠における林内雨滴の形成メカニズムに関する研究」.博士論文内容+現在やっている内容.30名弱の方々が聞きに来てくれて,非常に励みになった.

雑記より抜粋
  • 反省.「自分はこんなに楽しい研究をしてきました!」という"聞いてほしいモード"をうまく導入できなかった.
  • 自分は,現象を追うこと・現象の中身を検討することに面白みを感じる傾向があり,「じゃあ,その分かったことを使って,起きている問題に対してどのような評価を下すの?」をいう視点が欠けがちである.その部分についての指摘・提言をいただけたのが良かった.プロセス解明とかメカニズム解明が好きなのだが,それだけで満足してしまうのではなくて,もう一歩先まで踏み入れる努力も怠らないように.
  • 学会でできたコネを使って「発表させて欲しい」と打診してみて良かった.自分から動き出せば何とかなるものだ(もちろん,諸先輩方の協力があってのことだが).待っているだけではダメなのだろう.

2007.05.20: 日本地球惑星科学連合2007年大会

発表1回目.千葉・幕張にて.ポスター発表「ヒノキ樹冠通過による降雨の侵食能の変化」.

雑記より抜粋
  • ポスターコアタイムが他のセッションとずれていたこともあり,客数は伸びず... 本格的に発表について説明できたのは3名だった.少し寂しい学会発表だった.

2007.04.14 – 20: 2007 EGU General Assembly

オーストリア・ウィーンにて.ポスター発表."Influence of canopy structures on generating throughfall erosivity: an experimental approach."

同行メンバーはOnda先生,Mizugakiさん,Miyata.

参加しての所感

土壌侵食のプロセス研究を精力的に行っている研究者と出会えた.この分野の研究者になかなかお目にかかれなかったので,それぞれの発表を聞くのが楽しかった.論文でよく見る名前の実物に出会い,名刺交換・論文配布などができた.

時おり雑な発表もあって,「この程度の内容で発表しちゃうのか」と思うこともしばしば.自分の聞いた発表だけで判断するのは危険だけど,アウトプット(発表・投稿論文など)までの敷居を高く考えすぎかもしれない.

発表しての所感

コアタイム含めたの2時間のうち,質疑のやり取りは11人くらいできたか.人通りが多い通路に位置してたので,通りがかりに「何だこれは?」と足を止めてくれた人もいた.ありがたい.研究結果のコアな部分まで説明できたのは半分に満たなかったけど,それでも良いのです.それは論文で語ります.

Fister さんとは友達になれた(はず).彼の研究視点・手法もマニアック.お互いにポスター発表を説明しあい,Paper が出来上がったら送り合う約束をした.時折メールを出して,交流を保って行こうと思う.「マニアックさを共感できる研究者仲間を作る」というテーマを達成できた.

ウィーンの所感

中世の古い建築物・街並みがそのまま残っていて街歩きが楽しかった.諸事情で,7泊8日を4つの宿泊場所で過ごした.宿泊は四星レベルからウィークリーマンションまで多種多様.荷物の移動が少々面倒ではあったが,おかげでウィーンの地下鉄網とか街全体の構造とかを把握することができた.

2007.04.02 – 04: 第118回日本森林学会

九州大学にて.ポスター発表.「枝の切り上げが樹冠通過雨の雨量・雨滴分布に与える影響」.

ここ最近の森林学会の中ではポスターのウケが良かった.当たり前のことなんだけど,森林学会だけあって森林施業に絡めて研究成果を出した方がウケがよい.自分の根源的な興味・好奇心が別のところにあったとしても,発表時・論文執筆時の話の展開は,意識的に変えた方が良いのだな.発表の流れを学会や学会誌のカラーに合わせることは必要.

嬉しいことがあった.ポスター発表を聞きに来てくれた初見の方から「いつもweb 見てます」とのコメントをいただいた.ダイレクトに反応があるとやはり嬉しい.web やらブログは,研究上の知り合いを広げていくためのツールの一つなのではないかな.

所感
  • ポスター発表会場は広い方が良いな.そして半日しか貼れないと議論がしにくい.
  • 森林学会に行けば出身研究室や今までの知り合いに多く会える.さながら同窓会.
  • 飯うまいし,街並みの雰囲気とかが良いしで福岡を好きになった.

2007.03.18 日本地形学連合2007年春季大会

京都大学宇治キャンパスにて.ポスター発表.「枝の切り上げ実験による林内雨の侵食能形成プロセスの評価」.ポスターデザインを今までから一新.現状はこれに満足.

地形学連合に初参加.今まで参加した学会の中で一番小さな規模の学会だった.自分の発表にかかりきりで他の発表をあまり聞けなかったのが残念だった.

2007.01.22 博士論文審査会

タイトル 『Studies on the process of throughfall drop generation in forest canopies』
和文タイトル 『樹冠における林内雨滴形成メカニズムに関する研究』

10時開始,40分程度発表,公開の質疑応答30分程度,非公開の質疑応答20分程度,審査10分程度,で終了.無事に合格をいただけた.

感想・反省
  • スライドは全73枚.文字大きめ,アニメーション少なく,を意識して作ったのでスライド枚数は多い.今後もこのスタイルを続けるつもり.また,審査会に合わせて新たにppt用のテンプレートを作成した.
  • 発表前の朝の練習で少し疲れてしまい,発表本番で言うべき台詞を何度か噛んでしまった.
  • 質疑では,色々な角度から質問をいただけて楽しかった.最近では,学会発表に行っても強めの意見を持った質問が出てきにくかったので,こういう場面は久々.
  • 準備など大変だったけれど,総じて楽しんで発表できた.

観測・実験・調査

2007.12.16 – 24: 雨滴観測 in ハワイ

ハワイ観測に至った経緯.ハワイは多くの外来種が侵入してきており,なかでもMiconia(マイコニア)という樹種の拡大が激しい.Miconia は葉が大きく(30cm以上あった)日光を大きくさえぎるために森林内の下層植生の生育を阻む.そのため森林内での土壌侵食が発達している.日本のヒノキ人工林の現状と似てる.

Miconia 侵入がハワイの生態系に与える評価の指標の一つとして,Miconia 林内での雨滴衝撃エネルギーの定量評価が必要.ということで,ハワイ大のGiambelluca教授から(色々な人を経由して)メールにて共同研究を持ちかけられた.断る理由なし! と快諾.そして観測に至る.

雑記より抜粋
  • 紹介されるときに「Raindrop guy」と何度か言われた.もうそれでいいや.名刺にもそう明記するかな.
  • 1対1で会話する分にはどうにかなる部分が多いけど,皆で会話している中に入っていくのが難しい.①理解できない,②理解できても何を返したらよいのか機転が効かない,③何を返したらよいか思いついてもうまく言語化できない,の3つの壁がある.
  • これまで会ったことのあるアメリカ人は,口ではむやみやたらに褒める人が多い.もちろん言っていることを鵜呑みにしてはいけないけれど,ポジティブな言い回しをしてもらえると気持ちが良い.褒める効果といいますか,やる気を出させてくれるのが良いよな.自分は日本人だけど,この姿勢は見習いたい.褒めることを多くしたい.
  • 日々,興奮を得る.自分の今までの常識と異なる出来事にあえるたびに楽しくなる.天気・植生・景色・町並み・慣習・会話... 日中は刺激が多くて,いい感じに疲れる.夜の睡眠が深い.夜の食事もうまい.夜のビールがうまい.
  • あくせくしない生活習慣,広い土地,ゆるい空気,自由な雰囲気に囲まれて,日本での自分の生活リズムについて考え直させられた.こんな世界もあるのだなあ.ハワイでの生活に少し憧れる.
  • 本当に色んな経験させてもらってる.こちらで歓迎してくれる人,こちらへの出張を許可してくれた人,こちらでの観測を紹介してくれた人,様々な人に感謝せねば.
  • 「フランチャイズを持つような大きな店で安い買い物をするのもいいけど,それだと大きな1つの会社にしか金が集まらない.小さな店とかで買い物をして島内でお金が循環する方を好む」とRyan の談.本当にハワイが好きなんだな.こういう土着意識・帰属意識が自分には欠けている.

2007.12.06 – 24: 土壌サンプリング in Jornada

アメリカ,ニューメキシコのJornada というサイトで土壌サンプリングの手伝い.後輩のSasako さんの手伝い.初めて半乾燥地の植生を目の当たりに出来た.

雑記より抜粋
  • 雨が少ない半乾燥地なのだが,意外とshrubが入っていることに驚いた.もっとまばらに(ステップみたいに)植生が侵入しているものだと思い込んでいた.少ない水分条件で生き延びる戦略を持っているのだろう.葉の一枚一枚が小さく緑色が薄かった.十分な光があっても水が無いから光合成できないので,葉緑体の形成を控えてたりするのかな(勝手な想像).
  • 周囲にひと気がない + 動物の気配もない ⇒ 無音.黙っていると本当に音がない.夜行性動物が多いので昼間はあまり動物がいない.コアサンプリングのハンマー音も,周囲に反響する遮蔽物が無いので音が響かない.
  • 作業中や宿内でKato君と雑談と議論.同世代.半乾燥地のプロ.話が面白い.これまでになかなか一緒に行動することがなかったのでこういう機会がもてるのは嬉しい.アイデアも豊富だし,自分と考え方のアプローチが異なる.将来的に何かコラボ研究してみたいな.

2007.11.12 – 17: 雨滴観測 in 沖縄

沖縄で雨滴観測.京大のNakakita先生の「次世代型偏波レーダによる降水量推定・降水予測の高精度化と水管理へのインパクト評価」という科研プロジェクトの一環.もともと計画されていた観測に,ねじ込んでもらった.

観測に至った経緯.
→ 聞きに来ていただいたOishi先生と飲み会にて雨滴話で盛り上がる.
→ 観測の話を教えてもらい,「仲間に入れてくれ」とお願い.
→ 学会懇親会でNakakita先生に挨拶.わりと快い返事.
→ その後のメールのやり取りで観測にねじ込んでもらった.
気象分野のことをあまり知らない私を仲間に入れてもらって非常にありがたい.

この観測での自分の目的.
① 既存測器との比較を通したレーザー雨滴計の性能評価.
② 気象分野の研究者とのコラボレーション研究.
③ レーザー雨滴計 and 自分自身の売り込み.更に売り込みのために必要な改良点の抽出.
④ 観測を通しての気象分野の勉強

雑記より抜粋
  • 理論に基づいて新しいレーダー雨量計システムを構築した,という部分に興奮.測器開発は面白い.できなかったことができるようになるというのは気持ち良い.自分の測器開発のモチベーションに.
  • 2DVD(2次元ビデオ雨滴計)のキャリブレーションを手伝いながら,測器の仕組みと計測されるデータ例を見せてもらった.雨滴の形状・扁平率・速度・粒径分布・降雨強度が次々と蓄積されていく様に興奮.雨滴データ,おもしれえ.測器開発について,現況で満足していい部分と,更なる開発を目指す精神とを住み分けさせてみるかな.
  • 後追い研究では意味が無い.林内雨滴を測定してきたからこそ養えた視点(自然降雨の雨滴観測をしていただけでは見えない視点)を武器にして,自分の価値を自覚する.
  • プロジェクトに入れてもらったまでは良い.でも,自分がここで何をしたいのか,自分には他の人には出来ない何が出来るのか,を明確にしてアピールしないと,せっかくの機会が無駄になる.自分のスタンスを決めて,何か面白そうなアイデアを探す.元来の研究計画に+αの成果を加えられるようなことを思いつく.私が入ったことで新規発見があった,という状況を作る.
  • 雨滴マニア(雨滴ホリックか?)な方々がたくさんいて,雨滴に関する予備知識の確認なしに話ができる.いるところにはいるんだな.自分のデータ解析手法を披露しながら「それ,解析するの面白いやろ」とコメントをもらったのが印象的.

2007.07.29 – 08.01, 08.21 – 28: 三重調査

Hiraoka さんの調査手伝い.前半は散水試験,後半は植生調査.ついでに白山サイトに雨滴計も設置した.手伝いという身軽な気分だったこともあり(失礼か)長期滞在が楽しかった.

雑記より抜粋
  • 調査の仕上げ.サンプリング地点・調査地点を地形図上に落とした.Hiraokaさんの1か月分の調査実績がプロットされた完成地図は圧巻.期間もさることながら,数もすごい.目に見える成果ってやはり達成感がある.一連の調査の最初と最後を手伝ったのだが,全貌を見ることが出来て得した気持ちになる.
  • ヒノキ人工林増大・土壌侵食過程・森林管理問題などざっくばらんにNonodaさんから色々と話を聞くことが出来た.自分の知識が教科書レベルでしかないことを痛感させられる.未知の知識を仕入れることが出来て楽しかった.現場で話をすると本当に楽しい.アイデアも湧いてくるし.
  • 日程的・人数的な余裕があったため料理に力を注ぐことが出来た.料理楽しい.直接的に反応をいただける方々が多くいたので,作りがいがあった.

2007.07.04 – 土砂箱実験開始

2007年のメイン実験.土壌を敷き詰めた小土槽を野外降雨にさらし,土壌侵食・表面流発生を測定する.うまくいくかどうか不明な点も多いが,ものは試しということで.継続しながら様子を見ていくことにしましょう.

関連雑記

いっぱいありすぎるのでここには挙げない.

2007.06.13 – 07.12: 筑波山頂で雨滴観測

筑波大のUeno先生と研究コラボ.Webページ経由でコンタクトを取っていただいた.Webを作ってみると反応があるものなのだな.

雑記より抜粋
  • 気象分野の方とコラボできるのは良い.林外雨の降り方の特徴や降雨中の風の強さの現れ方など,一般的な知識を教えてもらえる.自分で勉強するべき部分でもあるけれど,知識欲が高まるきっかけが得られる.
  • 同時設置していたDisdrometer との比較,筑波大構内に設置していたレーザー雨滴計との標高別の雨滴特性比較ができる.どんなデータが出てくるのか楽しみ.

その他

2007.04.21 – 23: Sheffield大訪問

EGUからの流れで渡英.John, Tonyと再会.研究施設見学をさせてもらい,研究議論をした.

雑記より抜粋
  • 海外に知り合いがいるのって良いな.学会でもそうだったけれど,海外での再会時にがっちり握手をするのは好きな習慣だ.
  • 普段から広大な風景に囲まれていれば,土地利用に着目した土砂・水・栄養塩動態に着目したくもなるな.各国のバックグラウンドの差異が論文の書き方の差異に繋がるのかも.
  • 目指す研究対象に歩み寄れる部分が多いし,なんとか共同研究できる道を見つけていきたいなあ.
  • Sheffield 滞在で色々と研究のインスピレーションを得ることが多かった.来てよかった.連れてきてくれた先生・案内してくれた先生に感謝です.
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