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活動履歴 –2006年度年度ごとリスト2006年度4/1-3/31:東大・博士3年.
2007.03.22: 学位記授与式博士(農学)を堂々と名乗れるようになった.この資格取得のために大学院に通っていたのだなあ.これで長かった学生生活とお別れになりました(大学入学から9年,小学校入学からは21年も経った). 2007.03.17 – 21: John Wainwright & Tony Parsons 両教授来日Onda先生により,土壌侵食プロセスの研究者をSheffield大から招聘.京都案内 → 地形学連合参加 → フィールド見学 → 土壌侵食セミナー という一連のツアーに同行させてもらった.写真から想像していたよりも2人とも気さくな人だった.つたないながらも英語で意思疎通できたのが楽しかった.土壌侵食プロセス研究の一端を見ることができてとてもためになった. 所感
2007.02.26 – 27 妄想ゼミ&護摩壇山試験地見学参加メンバー: Tokuchiさん,Tatenoさん,Kobaさん,Koyamaさん,Katsuyamaさん,Fukushima君,Tobari君,Oda君と南光. 和歌山の温泉旅館に泊まりつつ,奈良県にある護摩壇山試験地で研究しているメンバーの研究成果発表を聞く.通称「妄想ゼミ」.酒を酌み交わしながら,結果を皆で眺めながら妄想を膨らまそう,という会.翌日に現地見学. 物質循環(おもに窒素)や植物生態の話題が続く中で,林内雨滴の話を展開.これから接点を見つけていければよい.とりあえずは自分の存在をアピールするのみ. 妄想ゼミの感想
現地見学の感想
2006.12.19 博士論文本文の提出タイトル 『Studies on the process of throughfall drop generation in forest canopies』 構成を真面目に考え出したのが7月.執筆は9月から本格的に始動.第3章(卒論内容に相当), 第4章(修論内容に相当)は投稿論文内容だったのであまり時間をかけず,第5章(2005人工降雨実験)に多くの時間を費やした. 長期にわたって一つの研究テーマに集中できるという,貴重な時間を持てた.土日も惜しんで執筆に集中できたのは,大変ではあったけれど,非常にクリエイティブな感情も持ちえた.また,研究テーマのことだけでなく,研究に対する自分のスタンスとか,研究そのものに対する自分の感情とか,研究に面する動機とか,色々なことを考えることが出来た.総じて楽しかったかも. 2006.11.06 論文投稿(3本目)
K. Nanko, S. Mizugaki, Y. Onda. 2005年の高知フィールドでの観測の論文.通称「高知splash論文」.ここで投稿する内容がD論本体に組み込まれないというのに,D論執筆と並行させて書いた.流石に自分を褒めたくなった.Mizugakiさん,Onda先生と議論し,共同研究のよさを実感しながら執筆した.楽しく作り上げられた気がする. ただ,途中から自分の興味関心が「人工降雨実験データの解析をしたい」という方向に傾いていってしまったので,高知論文に対する熱が少しずつ引いていたかもしれない. 同時にもう1本,共著論文も投稿した.両方受理がもらえれば,一気に2本業績が増えるぞ. 2006.10.29 恩田crest ミーティング東京浜松町海員会館にて.参加人数は30名ほど.内容は,翌日(10/30)の中間報告資料についての報告,各グループの観測・論文の進捗状況報告,来年度の研究計画,ポスターセッション.15時開始で,寝たのは翌日の2時.最後は宴会だが. 施業管理グループやモデリンググループの成果が出始めてきていて,今回新たに聞けた話も多かった.研究プロジェクトの方向性がだんだん目に見える形になってきて面白い.自分の研究成果がプロジェクト報告の一部に組み込まれていて,立ち位置を確認できた. ■ 自分の研究成果について ■ 雑感 --- 2006.10.16–18 3rd APHW Conferenceタイ・バンコクにて.初の英語口頭発表."Effect of canopy structures for spatial distribution of throughfall depth and raindrops with experimental approach" 2005年の人工降雨実験ネタ. APHW: The Asia Pacific Association of Hydrology and Water Resources. アジア・太平洋水文・水資源学連合 初の英語口頭発表であったが楽しく発表できた.事前に合計20回ほど練習した甲斐があった.発表は「こんな実験をやりましたよ」という紹介から「こんな結果でしたよ」という流れ.森林学会・砂防学会・水水学会での発表の反省を生かしてポイントを絞った発表ができたと思う.ただ,英語リスニング能力が低かったため,質疑応答時に質問を聞き取ることができなかった. もらったコメントのほとんどは,木を植えたこと,雨滴を測定したこと,転倒ます雨量計をたくさん設置したこと,への驚きと労い.その際,"Your study is interesting"と言ってもらえた.お世辞もあるだろうが,かなり元気が出るコメントです.頑張ろうという気にさせてくれる. ■口頭発表の反省 ○リスニング ■関連リンク 2006.08.17–09.15 枝葉Drip形成実験つくば市の防災科学技術研究所・大型人工降雨施設にて.Suwa君(東大B4)の卒論のための実験.自分がやりたかった実験を手伝ってもらったような感じ.Itoさんが毎日ヘルプしてくれた. ■やったこと ■感想 2006.09.01,04 NHKの取材・テレビデビュー防災科学技術研究所(茨城県つくば市)にて.「水滴から洪水のメカニズムを探れ」というタイトルコーナーの枠で,Suwa君の卒論のための実験の一部が紹介された.全国ではないものの遂にテレビデビューだ. ■感想 2006.08.29–08.31 2006年度水文・水資源学会岡山大学にて.ポスター発表.「林内の雨量・雨滴の分布に与える樹冠構造の影響についての実験的検討」.水水学会では2回目の発表. 今回の発表はかなりの満足感を得た.昨年以上に多くの人に話を聞いてもらえた.林外雨滴の粒径分布を測定したことのある方が何人かいらっしゃって,レーザー雨滴計や林内雨滴の粒径分布に興味を持っていただけた.いただけたコメントから次の解析指針や自分の気づかなかった図の見方が得られた.学会に来て良かったな. 学会申し込み時には,レーザー雨滴計本体を持ってきてデモンストレーションしながらポスター発表をするつもりだったのに,そのことをすっかり忘れてしまっていた.私が思っている以上に「自作」レーザー雨滴計のインパクトが大きい.次こそは持参してみよう. ■ポスター発表の反省 ○水水学会のカラーが何となく見えた. ○次に水水学会に参加する際には発表内容を絞って,口頭発表に挑戦してみたい. 2006.07.11–07.13 信州フィールド: 雨滴観測調査
[場所] 信州大学手良沢山演習林
[メンバー] Mizugakiさん, Wakiyamaくん, Kimくん プロジェクトのリクエストにより信州フィールド・ヒノキ林内の雨滴を測定しにいった.初日に設置.2日目は待機.3日目は撤収. 前日までの天気予報である程度想定できていたのだが,滞在中に雨が降らなかった.もともと信州フィールドは雨が少ないのだが,梅雨の時期であれば降るであろうと期待していたのだが無理であった.私はプライベートなイベントでは晴れることが少ないが,調査となるとあまりいい雨に遭遇できない.なんとも間が悪い. 2日目夜中に雨の予報が出た.万全の観測体制を整えるために降雨開始まで待機することになった.しかし,寝ずに待機していたもののまったく雨が降り始めず,朝4時にさすがにダウン.予報どおりの雲の動きをしてくれなかったようで降水量は0mmであった.雨待ち観測で空振りは非常に堪える. 7/18まで滞在しているWakiyamaくんに測器のお守りを頼み,雨滴計は1台を設置しっぱなしで帰京した.少しでも雨が降ればよいのだが... 2006.05.26–06.03 高知フィールド 2006–2: 定期観測・論文合宿砂防学会終了後,フェリー&車(和歌山→徳島→高知)でフィールドへ.参加メンバー計13人.Onda先生,Nonodaさん,Mizugakiさん,Ohseさん,Tsubonumaさん,Wakiyamaくん,Asaiくん,Otsukiさん,Gomitaくん,Hiraokaさん,Suwaくん,Wakabayashiくん. 今回は昨年の高知観測についての「論文執筆合宿」がメインの目的.自分自身の調査・観測は無く,山仕事は作業手伝いをしただけ. ■ 論文合宿の成果 ○ 文章の構成が完成したらその通りにとにかく書き切る 文法的におかしな部分や,新しい思いつきはとりあえず置いといて,以前作ったプロットのまま,とりあえず文章を完成させるのが大切.「文章を直したい」という誘惑を振り切って,クールに文章完成を目指す姿勢が必要.どうせ文章完成後に校正するのだから,最後にまとめてやればよい. ■ 手伝い作業の内容 2006.05.24–05.25 平成18年度砂防学会研究発表大会和歌山県民会館にて.ポスター発表.「林内雨が裸地林床の浸透能・土砂侵食に与える影響の評価 ―ヒノキ単木への人工降雨実験の解析―」.砂防学会では初の発表.スーツ姿の方ばかりの中で私服姿でウロウロしている自分はいただけなかった. ■ ポスター発表の反省 その他感じた,こまごまとしたメモ 2006.04.24–04.26 信州フィールド 土壌サンプリング調査信州大学手良沢山演習林にて.参加メンバーはOnda先生,Ono先生,Mizugakiさん,Fukuyamaさん,Wakiyamaくん,Teuchiくん,Kimくん. ■ 自分の作業内容 ■調査以外の出来事 ■感想 ○ 夜の議論が異様に白熱して見せてもらったグラフに大興奮.遠足前日の小学生かのように興奮して夜の寝つきが悪かった.こんな興奮は久々. 2006.04.02–04.04 第117回 日本森林学会大会東京農業大学にて.口頭発表.「樹冠通過雨がヒノキ裸地林床に与える影響の実験的検討 ―雨量・雨滴の時空間平面分布特性について―」.ほかに2件ほど共著の発表あり(Presen 7, 8, 9).自分の名前がfirst以外で入る研究発表は今回が初.やはり昨年の観測・実験は非常に濃かった. ■ 自分の口頭発表について 口頭発表は今回で2回目.よく見るとタイトルが変.まず長い.更に「時空間平面分布」ってなんだかな. 初めに「空間」と入れているのだから「平面」は要らない.学会終わってこの文章を書いているときに気づいた.恥ずかしい. いつもの「防災」ではなく「立地」セッションにて他流試合を挑むも,発表した部屋が広めだったというせいもあって,自分の発表への周囲の反応が分かりづらかった.これからの解析に向けての効果的な意見とかがもらえなくて残念.今回の発表ネタは侵食の話が入っていなかったから「防災」のほうが良かったか. その他感じた,こまごまとしたメモ |
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