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活動履歴 –2005年度

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2005年度

4/1-3/31:東大・博士2年.

  • 02.06 – 10: 高知フィールド 2006–1: 定期観測
  • 01.28 – 29: 森林水文若手研究者の会2006
  • 01.10 – 11: 恩田crest ミーティング
  • 12.03 – 12: 2005 AGU Fall Meeting
  • 11.27 – 30: 高知フィールド 2005 – 4: 測器回収
  • 09.25: 論文投稿
  • 08.22 – 10.19: 人工降雨実験 at 防災科学技術研究所(茨城県つくば市)
  • 08.06 – 13: 高知フィールド 2005 – 3: データ回収
  • 08.03 – 05: 水文・水資源学会
  • 06.28 – 07.16: 高知フィールド 2005 – 2: 梅雨観測
  • 06.10 – 14: 高知フィールド 2005 – 1: 見学・予備観測
  • 06.04: NHK教育 『サイエンスZERO』
  • 05.23 – 29: 恩田crest 信州・三重フィールド作業手伝い & 砂防学会

2006.02.06–02.10 高知フィールド 2006–1: 定期観測

メンバーはMizugakiさん,Narisawaくん.

飛行機で往復.5日間の日程であるが1日目と最終日は移動日なので作業は実質3日間.滞在中に晴・曇り・雨・ひょう・雪を体験した.2月だから仕方ないのかもしれないけど非常に寒い観測だった.日中の最高気温が5℃って...

自分のメイン仕事はSplash cupの土砂回収と土壌硬度測定.落葉はたくさんあったけれども,降雨を経験していたわりには飛散土砂は少なかった.硬度については雨上がりでの測定だったのできちんとはかれているかは疑問.調査地が遠いため日を選べないのが厳しい.

次は4月以降.

2006.01.28–01.29 森林水文若手研究者の会2006

愛知演習林・赤津宿舎にて.第2回愛知演習林シンポジウムの終了後に開催.50人弱もの参加者がいた.4人の話題提供 → 少人数でのグループディスカッション,の流れは発言の敷居が下がって非常に良かった.研究室でもこのようなブレーンストーミングを実施したいなあ.願わくばゼミの場がそうありたい.

2年前もそうであったが,非常に刺激を受ける会であった.研究者としての役割,自分の目指したいこと,目指すべき研究者像,など色々なことを考えた.この研究世界に入って5年目になるが,今回の参加者の大半を知っていて,研究上の知り合いが増えたことを実感した.

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<心に残った意見>
○ 日本人の書く論文は結果ばかりを主張して,その結果がの使用条件が明示されていないことが多い.もっと論文に対する説明責任を果たすべき.
○ データ・サイト・観測点の不均一性の呪縛にとらわれている.代表性をいかに示せるのか?
○ 地形ユニットにもっと着目しよう.

○ スケールアップに伴う不均一性を生む要因の変化.消える情報の意味は何なのか?
○ 小スケールでのプロセス研究が大スケールで見たときにどれほどの意味を持つのか?
○ 植物研究者との共同をもっとしたほうが良い.

2006.01.10–01.11 恩田crest ミーティング

愛知演習林・赤津宿舎に宿泊.1日目は愛知Fの犬山試験地見学とポスターによる一年間の成果発表.2日目は全体ミーティングと三重フィールド見学.参加人数は30人強.

ポスター発表をし合ったり,皆で同じフィールドを見学したりして他の研究アプローチに対して意見や助言をすることができ,逆にそれらを受ける事ができた.その中で自分の研究アイデアがいくつか湧いてきた.建設的なミーティングであったように思う.

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<収穫> 犬山のライシメータを見た.白坂の量水堰の凍っていた部分に乗った.解析手法のアドバイスがもらえた.雨滴研究でとことん突き抜けようと再度思えた.目的を共にする様々な方々と議論ができた.間伐が森林水文に与える影響をしっかり考える必要があると再確認した.

<反省> ポスターについて.解析に費やす時間が少なかったせいで「どんな実験をやったか」しか言えず「実験から何が分かりそうか?」を伝える事ができなかった.もう少し発表した甲斐を感じられるようなポスターを作りたい.

2005. 12. 03
- 12. 12
AGU Fall Meeting

San Fransisco にて.ポスター発表(Presen. 6).
あまりの規模の大きさに圧倒された.月 – 金の5日間で水文・地形・地質・雪氷・宇宙・気象といった幅広い分野にまたがり,10,000弱のポスター&口頭発表がなされた.
発表が5日目の金曜だったので,かなり待たされた感が...

・英語リスニングスキル不足を自覚.質問はできるものの,聞き取れないから会話にならない.だんだんと積極性も失われて,滞在後半では自ら話しかける事を放棄してしまった.もったいない... 来年までの課題.本気で英語をやろう.

・侵食や地形分野に関する基礎知識不足を実感.教科書レベルで一から勉強しなおします.

・specificな研究は少なく,広域を見たり,モデル推定をする研究が多かった.自分のやっている内容に近い研究が無かったのが残念.自分の現在の研究テーマのマニアックさを再確認.よし.

・観測結果に対しては自信を持った.ポスターを見に来てくれた人は多くはなかったけど,観測結果を興味深く見てもらえた.もらえたコメントを元に,論文作成へと進もう.


2005. 11. 27
- 11. 30
高知フィールド 2005 - 4: 測器回収

今回は飛行機で往復.わずか1時間強のフライト.飛行機に乗ることが特別でなくなってきた.
メンテナンスのためにレーザー雨滴計を回収.冬季は観測せず.高知は昼は暖かくて,作業するにも汗をかいたりしたが,朝夕は非常に冷える.調査服の選択が難しかった.

初日と最終日は移動がメインだったので実質2日間の調査.短いと楽で良いが,なんだか寂しい感じもした.とりあえず今年の高知はこれで終了.


2005. 09. 25
論文投稿

Journal of Hydrology に修論の内容を投稿した(Paper 2).原稿作成から投稿までに1年半以上経過してしまった.反省.次は先延ばしにしないようにする.
これでようやく,今年のデータ解析に本格的に着手できる.


2005. 08. 22
- 10. 19
人工降雨実験 at 防災科学技術研究所(茨城県つくば市)

つくば市の防災科学技術研究所にて.大型人工降雨装置内に植栽したヒノキに人工降雨を降らせ,その樹冠下で降雨・雨滴を測定.枝打ちによる樹冠構造変化を加えながら降雨測定を繰り返した.

9月12日から本格的に実験がスタートしたのだが,10月14日までの平日は全く休みが無かった.共同研究者の筑波大の伊藤さん(M1)と実質2人で実験をやり続けた.やるべき内容が多く2人でやるには欲張りすぎたと反省.もう2人ほど共同研究者がいてもよかった.

日程的にタフな実験だったが,論文を書く事を目的に,自分で主体的に研究計画を立てて研究を進めたので,精神的に充実していた.これからのデータ解析が楽しみである.


2005. 08. 06
- 08. 13
高知フィールド 2005 - 3: データ回収

今回は高速バスで往復.データ回収がメイン目的であったが,高知では7月に降雨がほとんどなくて,前回の滞在からわずか1mmの降雨しか無かった.行ってはみたものの,回収データは皆無に近く,少々むなしい高知行きであった.プロット位置図を作るための測量などを主に行った.

それにしても非常に暑かった.少々ばてた.今回は休養日を作ることができたのは満足.


2005. 08. 03
- 08. 05
水文・水資源学会

筑波大にて.ポスター発表(Presen. 5)をした.水水学会には初参加.これまでの雨滴研究の総括的な発表を展開したが,詰め込みすぎて焦点が少しぼけてしまった.自分の研究のアピールがきっちりできたか疑問符も.来年はもう少し皆に聞いてもらえるようにしたい.


2005. 06. 28
- 07.16
高知フィールド 2005 - 2: 梅雨観測

高知フィールドにて.梅雨を対象に,林内の降雨・雨滴・飛散土砂を観測.6月の空梅雨が一転して7月はそこそこ降雨があった.データもそこそこ取れたので一安心.

19日間の滞在期間に自らの観測項目に加え,他の方々の手伝いなども行ったため,こなした仕事は量・質ともにかなり濃かった.観測期間中にほとんど休養日を作れない,ハードな日程であった.


2005. 06. 10
- 06. 14
高知フィールド 2005 - 1: 見学・予備観測

高知フィールドにて.今年の観測研究の舞台の見学がメイン.裸地土壌のあるヒノキ人工林を探して山を登り続け測器を設置斜面を決定した.いい斜面を見つける事ができたが,車道から手ぶらで40分ほど登らないと到着できない.バッテリーや測器の持ち運びが相当大変そうだ.


2005. 06. 04
NHK教育 『サイエンスZERO』

サイエンスZEROに鈴木先生,恩田先生,小杉先生らが出演.自分も撮影現場にいた場面があったのだが,テレビには映っていなかった.残念.

番組中の「ヒノキの雨滴の大きさが,林外の約5倍になる」という部分は,自分の測定結果を反映させたものである.ちょい満足.


2005. 05. 23
- 05. 29
恩田crest 信州・三重フィールド作業手伝い & 砂防学会

恩田先生の研究室の伊藤君(M2)の実験手伝いに着いていく.実験は,人工散水装置を用いて森林土壌の浸透能を調べるというもの.信州フィールド→砂防学会(名古屋)→三重フィールドという強行日程.

信州・三重と異なる場所でのヒノキ人工林を見る事ができた.手伝い参加が決まったのがほんの3日前であり心の準備のできぬままの参加であった.

砂防学会は,自分自身は学会での研究発表が無かったので学会会期中は見学 & 休憩.土砂移動の研究発表が思ったよりもあったため,自分の出られる幕もありそうな事がわかった.来年は砂防学会でも発表しよう.




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